ネコと一緒にお散歩を ネコの気持ちを考えたオーダーメードの “リード付きネコ用服”の店《長崎》
2月22日は、語呂合わせの “222=ニャンニャンニャン” にちなんで『猫の日』です。
長崎市にあるオーダーメードのネコの服を販売する店。
ネコ好きのオーナーが、リードをつけて一緒に散歩を楽しめるように “ネコのためのかわいい服” をと手がけました。
無防備な寝姿に癒されるネコのぬいぐるみ「ぼうねこ」。
エレガントなネコ缶に入ったフランス菓子など、ネコに関する雑貨などがたくさんそろっています。
オープンから1周年を迎えた長崎市のネコ雑貨専門店「LARA」。
ネコと裁縫が好きだという野田恵美さんがオーナーです。
この店の看板商品は、散歩ができるオーダーメードのネコ服なんです。
(野田恵美さん)
「いつでも外に出られるように、外に出すための洋服。家では裸でのびのび、ネコのことを第一に考えて」
きっかけは、3年前。
家族に迎えた愛猫・LARAちゃんの存在です。
(野田恵美さん)
「お散歩行こうか」
基本は屋内飼育ということですが…。
(野田恵美さん)
「外に行きたがるので、(散歩服の)お古をもらったりネットで買ったりしたけど、サイズが合わなかった。
しょうがなく自分のエプロンで作ってみた。そして外に出したら、LARAがすごく喜んだ」
手作りの服にリードを装着し、庭や家の周りをちょっと散歩するだけ。
それまで頻繁にみせていた “落ち着きのない行動” も徐々になくなったといいます。
(野田恵美さん)
「(獣医師の) 先生にネコの散歩って良いんですかと聞いたら、いいですよと言われたので安心した。
自分も外に出られる。自分が着た洋服を着てくれるのでうれしい」
人気の秘密は、ネコ用ならでは様々な工夫です。
(野田恵美さん)
「散歩用だったら首回りが大きいと抜け出てしまう。指が1本入るぐらいのサイズにしたら良い。マジックテープで大きくしたり小さくしたりできる」
布は主に、ネコの着心地がよい綿素材です。
(野田恵美さん)
「布を用意しているので、表布と裏地を決める。30種類ぐらいある」
裏地があることで、着心地はさらに向上。
広めのマジックテープががっちり固定してくれるので、抜け出しを防ぎます。
(野田恵美さん)
「前足を出して、ここにリードをつける。それでこうして歩く」
デザインは、童話やディズニーからイメージ。
(野田恵美さん)
「これは赤ずきんちゃんをイメージ、こちらは白雪姫をイメージした」
美女と野獣の「ベル」やサンタの帽子をアップサイクルしたものなど、様々な要望に応えてくれます。
(野田恵美さん)
「洋服を着てネコが楽しんでいる。飼い主さんも楽しんでる。その魅力を伝えたい」
この日来店したのは、5匹のネコと暮らしている長崎市の野崎さん親子。
以前作った服の「お直し」に来たそうです。
細かい微調整ができるのも、オーダーメードならではのサービス。
(常連客)
「首回りとかもワンサイズぐらい上げてもらってよくて」
(野田恵美さん)
「なおしておきますね」
元々は、ネコと家族写真を撮るために作った服ですが…。
(常連客)
「思い切って外に散歩に行ったけど、全然(抜けずに)平気だったので、やっぱり猫用だなと。あちこち探索して回って楽しそうだった」
野田さんは今後、飼い主も一緒に楽しめるように “ネコと人との双子コーデ” にも挑戦したいと話します。
(野田恵美さん)
「ネコと飼い主とおそろいの洋服、おそろいのベストと洋服。そういう感じでペアにしたい」
オーダーメード服は、サイズやデザインを指定すると2週間ほどで完成するということです。
猫雑貨の専門店「LARA」では、新作のデザインや利用者から寄せられたネコの散歩動画などを、公式インスタグラムで発信しているそうです。