最大時速35キロ 運転手のいない「自動運転バス導入へ」“長崎空港-新大村駅間”で来年度実証《長崎》
バスなどの運転士不足が深刻化する中、県内でも「自動運転バスの導入」が検討されています。
来年度、“長崎空港-新大村駅間” で実際に公道で運行させる予定です。
これは、長野県塩尻市で行われた実証事業の映像。
最先端技術を活用し、運転手のいないバスが公道を走ります。
全国で初めて一般道において、最大時速35キロで走行できる「レベル4」のシステムです。
(自動運転サービス提供「A-Drive」 岡部定勝 代表)
「要は横に動くエレベーターのような形。市役所まで来られる人に対して、無償で運行サービスできるような。ようやくこのレベルまで来ている」
県では今年度、自動運転サービス実証事業の準備として “長崎空港-新大村駅間” を想定ルートに検討を進めてきました。
20日に開かれた検討部会には、県や県警、大村市、交通事業者などの関係者15人が出席。
空港利用者や地域住民を対象にしたアンケートでは、このルートを利用している人の8割が自動運転バスを「利用する意向がある」と回答したということです。
(事務局)
「経営面という所でもポテンシャルを見込める。社会需要性面でも、非常に県民の皆様の期待は高いということが分かってきている。
しっかり今年度リスクアセスメントも含めて、対策をしなくてはいけない所はしっかり対策をする準備が整っている」
県では来年度、実際に公道でバスを走行させて地域住民の受け入れ度や、利用需要、安全性などを、より詳細に検証するとしています。