【速報】スーパー藤原(青森市)が破産申請へ 負債総額8億円台か 市内2店舗は「マエダ」に譲渡
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東京商工リサーチによりますと、(株)スーパー藤原(青森市栄町1丁目、設立1964 (昭和39) 年5月8日)は、2025年2月21日を以って(株)マエダ(青森県むつ市小川町2)に対し「スーパーふじわら浪館店」および「スーパーふじわら戸山店」の運営事業を譲渡し営業を停止しました。
事後処理を弁護士に一任し、破産申請の準備に入ったということです。
負債総額は現在精査中ですが、8億円台が見込まれるということです。
「スーパー藤原」は、1940年4月生鮮食品小売業を目的に創業し、1964年5月に法人化。
1975年8月には本社併設の「スーパーふじわら栄町本店」に加え、2号店として「スーパーふじわら浪館店」を開設しました。
更に、2007年11月には「スーパーふじわら戸山店」を新設し、ピークとなる2009年3月期には約42億円の売上高を確保するに至っていました。
ただし、その後は同業スーパーとの競争が熾烈を極め、減収基調を余儀なくされた他、相次ぐ設備投資による経費負担の増加などで赤字経営が続き、金融機関からの返済条件緩和などを以って辛うじて資金繰りが保たれている状況にあったということです。
2024年6月には人手不足などを主因に「スーパーふじわら栄町本店」を閉鎖。
また、昨今の仕入原価高騰や光熱費の上昇などが資金繰り悪化に拍車をかけていたもので、ついに耐え切れなくなり、今回の措置に至ったとしています。