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【独自】維新の役員会で異論噴出…どうする?予算案への対応

2025年2月19日 17:48
【独自】維新の役員会で異論噴出…どうする?予算案への対応

来年度予算案の修正をめぐり、与党と日本維新の会が詰めの協議を続けている。維新は予算案賛成を視野に、党内意見の集約を図ろうとしていたが、役員会で異論が噴出したことが、日本テレビの取材で明らかになった。

■どうする?予算案への対応…役員会で「異論噴出」

来年度予算案への対応をめぐり、日本維新の会は19日昼、役員会を開いた。冒頭、前原共同代表は「今日は予算の賛否を議論する。仮に『賛成』という方向に行っても、合意文書がしっかりとまとめられなければならない」と呼びかけた。その後、クローズで行われた会合で噴出した異論の詳細が、日本テレビの取材で明らかになった。

■役員会で異論「野党は反対が基本」「目標金額を入れるべき」

役員会では教育無償化などをめぐる与党と維新との合意案に対して異論が噴出した。複数の関係者への取材で、その異論の詳細が明らかになった。

異論1「野党である以上、予算案の反対が基本。それを覆す中身でなければ、賛成はあり得ない」

異論2「維新らしさが感じられない」

異論3「社会保険料の削減では、目標額と期限をいれるべき。目標が入らないと賛成できない」

■どうする?予算案への対応…与党・維新のギリギリの調整続く

与党側が教育無償化をめぐり維新側に歩み寄ったことで、維新は予算案賛成も視野に党内の意見集約を始めたところだった。その中で党の役員からも多くの異論が出たことに、幹部の1人は「反対意見を重く受け止めなくてはいけない」別の幹部の1人は「予算賛否の一任を取り付けようと臨んだが、反対が予想以上に強く見送った」と語った。

ある維新の関係者は「賛成に向けて動いているのは事実だが、もう少し党内の調整を丁寧にやらないといけない」と指摘。与党側の提案に対して、維新はどう結論を出していくのか。予算案をめぐるギリギリの調整が続く。

最終更新日:2025年2月19日 17:57