【翔べ!聖地へ】観光振興で静岡市に“実物大”ガンダム像誘致の動き…片や浜松市でもあの人気アニメ誘致の動き
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世界に誇る日本のアニメ文化。観光誘致につなげようと、静岡市で“実物大”のガンダム像を誘致する動きが出てきました。一方、浜松市でも、あの人気アニメを誘致する動きが…。
4月13日に開幕が迫る大阪・関西万博。大屋根リングや各国のパビリオンなどが注目されていますが、その目玉のひとつが、実物大の巨大ガンダム像です。2024年10月、ガンダム像に頭部をドッキングする様子が、報道陣に公開されました。
高さは約17メートル。関西には初めての登場で、「バンダイナムコ」が手掛けるパビリオンで展示されるということです。
実物大のガンダム像は東京・お台場や福岡にも設置されていますが、21日、静岡市の難波市長が、誘致に力を入れる考えを示したのです。
(静岡市 難波市長)
「静岡市は、元祖というか聖地聖地らしいものを」「いろいろなものが置ければいいかなと思いますので、一生懸命頑張ってまいります」
市によりますと、実物大のガンダム像と、ガンダムのプラモデル、いわゆる“ガンプラ”販売の総合施設「ガンダムベース」を、市内に設置してもらえるよう「バンダイスピリッツ」などに働きかけるということです。
この背景には、葵区長沼にある国内唯一のガンプラ製造拠点、「バンダイホビーセンター」の存在があります。新しい工場が、この夏に完成し、一般の見学コースもできる予定で、国内外から多くの人が来ると見込まれているのです。過去に、静岡へガンダム像がやってきたのは2010年。このときは、ガンプラ30周年を記念して、JR東静岡駅の北側の市有地に期間限定で設置され、「静岡ホビーフェア」の目玉となりました。
今回の誘致に関して、難波市長は、現状は費用負担の考えはなく、あくまで民間でやってもらう構想だとした上で、市では誘客などをサポートするということです。
(静岡市 難波市長)
「やはり新幹線から見えるところが効果がある。『バンダイスピリッツ』の新工場が稼働開始に向けてやっているので、そのあたり。東静岡がいいと思う」
街の人たちに話を聞くと…。
****♪ON 街録****
果たして誘致は成功するのでしょうか…?
静岡市がガンダムに目を向ける一方で、浜松市からはこんな声が…。
(浜松市 中野市長)
「大阪・関西万博が始まると、いろいろな方々が日本に来られる。その中には、クールジャパンの代表であるアニメが目当ての方々もいらっしゃると思っていて」「世界的にもコアなファンが多い『エヴァンゲリオン』ですが」「『浜松やっていいよ』という話をいただいたので、誘致することにした」
人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の立像を展示するというのです。展示場所はJR浜松駅周辺で、「エヴァ初号機」1体と等身大のキャラクター像3体が設置される予定です。4月中旬から展示を始める予定で、市は費用として4200万円を2月補正予算案に盛り込みました。
浜松市と「エヴァ」のつながりは、天竜浜名湖鉄道の車両基地が、2021年公開の映画、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」で登場する「第3村」のモデル地となったこと。天浜線では、今でもラッピング列車が運行されているほか、駅には「ロンギヌスの槍」が地面に刺さっていたり…。グッズの販売もされていて、映画公開から4年が経っても、反響は大きいといいます。
(天竜浜名湖鉄道 松井 宜正 社長)
「ありがたいことに、ラッピング列車に乗ってくれたり」「モデル地を巡るツアーには、たくさんの人が、今でも訪れてくれる」
Q.偉大ですか?
「偉大ですね。やはり、すごい」
浜松市では、天浜線のほかに、遠州鉄道でもラッピング列車が運行していて、民間でアニメツーリズムの取り組みが進められています。
「エヴァンゲリオン」の集客力の高さは他県でも折り紙付き。「エヴァ」シリーズの監督、庵野秀明氏の出身地、山口・宇部市では、「まちじゅうエヴァンゲリオン」というイベントを、これまで4回開催しました。2年前に開催された時には、約3か月の期間で、13億円程度の経済効果があったいいます。
今回、浜松市では、「エヴァ初号機」の立像を設置するほかにも、市内の飲食店とコラボしたメニューの開発や販売なども計画しているということです。
(浜松市 中野市長)
「東京と大阪の、ちょうど中間ぐらいにある浜松なので、大阪万博に来て、大阪から入って大阪から帰る人は、多分いないでしょうから、東京に移動される間で、ぜひ、降りて」「誘客を、ぜひ、図りたいと思っています」
浜松も静岡も、人気アニメの力を借りて盛り上げることができるでしょうか。
4月13日に開幕が迫る大阪・関西万博。大屋根リングや各国のパビリオンなどが注目されていますが、その目玉のひとつが、実物大の巨大ガンダム像です。2024年10月、ガンダム像に頭部をドッキングする様子が、報道陣に公開されました。
高さは約17メートル。関西には初めての登場で、「バンダイナムコ」が手掛けるパビリオンで展示されるということです。
実物大のガンダム像は東京・お台場や福岡にも設置されていますが、21日、静岡市の難波市長が、誘致に力を入れる考えを示したのです。
(静岡市 難波市長)
「静岡市は、元祖というか聖地聖地らしいものを」「いろいろなものが置ければいいかなと思いますので、一生懸命頑張ってまいります」
市によりますと、実物大のガンダム像と、ガンダムのプラモデル、いわゆる“ガンプラ”販売の総合施設「ガンダムベース」を、市内に設置してもらえるよう「バンダイスピリッツ」などに働きかけるということです。
この背景には、葵区長沼にある国内唯一のガンプラ製造拠点、「バンダイホビーセンター」の存在があります。新しい工場が、この夏に完成し、一般の見学コースもできる予定で、国内外から多くの人が来ると見込まれているのです。過去に、静岡へガンダム像がやってきたのは2010年。このときは、ガンプラ30周年を記念して、JR東静岡駅の北側の市有地に期間限定で設置され、「静岡ホビーフェア」の目玉となりました。
今回の誘致に関して、難波市長は、現状は費用負担の考えはなく、あくまで民間でやってもらう構想だとした上で、市では誘客などをサポートするということです。
(静岡市 難波市長)
「やはり新幹線から見えるところが効果がある。『バンダイスピリッツ』の新工場が稼働開始に向けてやっているので、そのあたり。東静岡がいいと思う」
街の人たちに話を聞くと…。
****♪ON 街録****
果たして誘致は成功するのでしょうか…?
静岡市がガンダムに目を向ける一方で、浜松市からはこんな声が…。
(浜松市 中野市長)
「大阪・関西万博が始まると、いろいろな方々が日本に来られる。その中には、クールジャパンの代表であるアニメが目当ての方々もいらっしゃると思っていて」「世界的にもコアなファンが多い『エヴァンゲリオン』ですが」「『浜松やっていいよ』という話をいただいたので、誘致することにした」
人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の立像を展示するというのです。展示場所はJR浜松駅周辺で、「エヴァ初号機」1体と等身大のキャラクター像3体が設置される予定です。4月中旬から展示を始める予定で、市は費用として4200万円を2月補正予算案に盛り込みました。
浜松市と「エヴァ」のつながりは、天竜浜名湖鉄道の車両基地が、2021年公開の映画、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」で登場する「第3村」のモデル地となったこと。天浜線では、今でもラッピング列車が運行されているほか、駅には「ロンギヌスの槍」が地面に刺さっていたり…。グッズの販売もされていて、映画公開から4年が経っても、反響は大きいといいます。
(天竜浜名湖鉄道 松井 宜正 社長)
「ありがたいことに、ラッピング列車に乗ってくれたり」「モデル地を巡るツアーには、たくさんの人が、今でも訪れてくれる」
Q.偉大ですか?
「偉大ですね。やはり、すごい」
浜松市では、天浜線のほかに、遠州鉄道でもラッピング列車が運行していて、民間でアニメツーリズムの取り組みが進められています。
「エヴァンゲリオン」の集客力の高さは他県でも折り紙付き。「エヴァ」シリーズの監督、庵野秀明氏の出身地、山口・宇部市では、「まちじゅうエヴァンゲリオン」というイベントを、これまで4回開催しました。2年前に開催された時には、約3か月の期間で、13億円程度の経済効果があったいいます。
今回、浜松市では、「エヴァ初号機」の立像を設置するほかにも、市内の飲食店とコラボしたメニューの開発や販売なども計画しているということです。
(浜松市 中野市長)
「東京と大阪の、ちょうど中間ぐらいにある浜松なので、大阪万博に来て、大阪から入って大阪から帰る人は、多分いないでしょうから、東京に移動される間で、ぜひ、降りて」「誘客を、ぜひ、図りたいと思っています」
浜松も静岡も、人気アニメの力を借りて盛り上げることができるでしょうか。
最終更新日:2025年2月21日 16:55