×

“103万円の壁”と“教育無償化”は… 「バカにしている」国民民主が猛反発 維新は?

2025年2月19日 18:36
“103万円の壁”と“教育無償化”は… 「バカにしている」国民民主が猛反発 維新は?

国会は来年度予算案の成立をめぐり、“最大の山場”を迎えています。「年収の壁」をめぐる自民党の新たな提案に、国民民主党は「バカにしている。新しい壁だ」と猛反発しています。

   ◇

迫る予算の年度内成立に向けた“タイムリミット”。野党の“賛成”を取り付けられるか、石破首相は正念場を迎えています。

その“焦点の1”つが「年収103万円の壁」の見直しです。

国民民主党 榛葉幹事長(19日午後)
「きのう自民党から出てきた案は話にならないね」

憤る国民民主党の榛葉幹事長。

自民党は18日に「103万円の壁」を引き上げる「新たな案」を提示しましたが、国民民主側は「不十分だ」と“猛反発”しているのです。

国民民主党 榛葉幹事長(19日午後)
「(自公国)3党の幹事長合意は、そんな軽いもんじゃないです。これでいいとするなら、あまりにも幹事長合意をバカにしているね。最初に出てきた球(提案)があまりにもしょぼいね、これね。103万の壁を取り外そうとしているのに“新しい壁”をつくってどうするんですか」

あくまでも「178万円」への引き上げをゆずらない国民民主党。詰めの協議が行われていますが、合意の見通しは立っていません。

そして19日、“もう1つの焦点”にも動きがありました。

日本維新の会 前原共同代表(19日午後)
「仮に賛成という方向に行ったとしても、合意文書がしっかりとまとめられなければ、私は(合意)ならないと思っています」

“高校授業料の無償化”をめぐり、日本維新の会の要求を大幅に受け入れた与党。維新側は賛成も視野に与党側と調整を続けていますが、党内からは「まだ不十分でのめない」と反対論もくすぶっています。

維新の“トップ”、吉村代表は…

日本維新の会 吉村代表
「最終的には合意できないのであれば合意しないし、できるのであれば合意する。そこの協議について、いま詰めている段階だと。そういう認識です」

(2月19日午後5時5分ごろ放送『news every.』より)

最終更新日:2025年2月19日 18:36