中学生のアイデアが「政策」として実現 コンタクトレンズの空ケースを回収してリサイクル 北九州市
中学生たちが提案したアイデアが「政策」として実現しました。北九州市で始まったのは、コンタクトレンズの空ケースをリサイクルする取り組みです。
■高校生
「きょうからコンタクトの空ケースの回収やっています。」
守恒中学校の3年生たちが小倉南区役所で呼びかけたのは、使い捨てコンタクトレンズの空ケースの回収です。18日、小倉南区役所や市役所など北九州市内26か所に回収ボックスが設置されました。
この取り組みは、生徒たちが去年10月、自分たちの住む街の課題解決に向け考える「みらい政策委員会」で、北九州市に直接、提言したものです。
守恒中学校では去年9月から、SDG’sの取り組みの一環として空ケースの回収を行ってきました。
■守恒中学校 3年・城井 総一郎さん
「もともと、守恒中学校でコンタクトケースの回収を行っていて、子どもより大人の方がコンタクトを使っている人が多いなと感じたことと、ペットボトルのキャップの回収よりコンタクトの空ケースの回収は普及していないなと感じたので。」
回収された空ケースは仕分けされたあと工場で粉砕され、自動車や家電製品の部品などとしてリサイクルされます。仕分け作業には、障害のある人たちが携わるため、就労支援につながると期待されているほか、ゴミとして燃やさないことでCO2の削減にも貢献します。
■城井さん
「今もすごく住みやすい街なのですが、もっとコンタクトケースの回収以外にも課題が見つかったので、もっとより良くしていけたらと思います。」
未来を担う子どもたちが見つける街の課題。北九州市はこれからも子ども目線の提言を、街づくりに生かしていきたいとしています。
※FBS福岡放送めんたいワイド2025年2月18日午後5時すぎ放送