天神に「ゲームみたいな木」SNSで話題 再開発ビル前の新たな待ち合わせスポットへ
福岡市・天神で、再開発促進事業「天神ビッグバン」によって、新しいビルが続々と建設されています。その天神に新たにできた「あるもの」が、いまSNSで話題となっています。
■街の人
「あっ、あの木じゃないかな。」
「ああ、オブジェ、オブジェだよね。」
珍スポットは、ことし4月に開業する「ワン・フクオカ・ビルディング」、通称「ワンビル」の前にあるといいます。さっそく行ってみました。
■森洸アナウンサー
「何か見えてきました。鮮やかな緑、黄緑。木?木じゃないか?木だ。いや、すごいな。不思議ですね。」
高さおよそ6メートルの木。緑の部分は四角いブロックでできています。その正体は。
■西鉄 天神開発本部・金子晃子さん
「ピクセルツリーといいまして、まるでバーチャルの世界に迷い込んだかのような、バーチャルとリアルを融合した作品です。」
微妙に色が異なる大小およそ2000個以上のブロックが、バーチャル世界から飛び出してきたような印象を与えています。
■金子さん
「創ったのは、レアンドロ・エルリッヒさん。世界でも活躍されています。」
この木を制作したのは、アルゼンチン出身のレアンドロ・エルリッヒさんです。目の錯覚を利用した、立体的な造形作品をつくる世界的な芸術家です。金沢21世紀美術館の「スイミング・プール」という人気のアート作品を手がけたことでも知られています。
さらに、話題になっている理由が。
■街の人
「息子がマイクラが好き。ネットニュースで見て、すごくインパクトがあって。息子に見せたい。」
マインクラフトという人気ゲームに出てくる「木」に似ているというのです。SNS上では。
『天神でゲームみたいな木、見つけた』
『本当にマイクラみたいな木がある』
『仮想空間みたい』
西鉄によりますと今後、ツリーの周辺にはエルリッヒさん監修の照明やベンチなども設置されるということです。
■金子さん
「お子様から高齢の方まで、このアートを楽しんでいただいて、待ち合わせが楽しく過ごせるような場所になってほしいです。」
「ワンビル」の開業前から注目される「ピクセルツリー」。新しいスポットになりそうです。