【トランポリン汚職】元県議と業者は会社同士で健康器具の販売契約 受け取ったのは1億円
ケア・トランポリンと呼ばれる器具を使った福岡県の健康事業をめぐる汚職事件についてです。元県議の男が業者側から受け取った金額がおよそ1億円にのぼることが、捜査関係者への取材でわかりました。
収賄の疑いで17日に逮捕された元福岡県議会議員の片岡誠二容疑者(58)は、県議を務めていた2022年、ケア・トランポリンと呼ばれる器具を使った県の健康事業をめぐり、予算成立に便宜を図った見返りに業者から現金2800万円の賄賂を受け取った疑いが持たれています。
捜査関係者によりますと、片岡容疑者は、贈賄の疑いで逮捕された、健康器具販売会社の代表、鬼木義美容疑者との間で、2800万円の支払いについての約束を交わし、書面に残していました。
また、片岡容疑者と鬼木容疑者は、それぞれが関係する会社同士で健康器具の販売に関する契約を結んでいて、片岡容疑者が鬼木容疑者から受け取った金がおよそ1億円にのぼることがわかりました。
警察は賄賂とみている2800万円のほかにも、贈収賄の疑いがあるかどうか調べを進めています。