「心からありがとう、そしてさようなら」少子化で学校再編、中学校で閉校式…78年の歴史に幕(宮城・美里町)
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少子化による学校再編のため、2024年度で閉校となる美里町の不動堂中学校で閉校式が行われ、78年の歴史に幕を下ろした。
不動堂中学校は、ピーク時には600人を超えていた生徒数が、2024年度は256人となっていた。
20日の式には、在校生や卒業生など約400人が出席し、生徒の代表が別れの言葉を述べた。
別れの言葉・生徒代表 鈴木こころさん(3年生)
「私たちがここで成長し学んだ事や得た絆は、これからも生き続けます。心からありがとう、そしてさようなら」
最後に、校旗が町の教育委員会に返納され、78年の歴史に幕を下ろした。
卒業生
「私も卒業生なのでとても寂しい思いですが、時代の流れなのでしょうがないかなと」
3年生
「学校が無くなってしまうのは、とても寂しく悲しいけど、この学校で学んだ事をこれからに生かしていきたいです」
不動堂中学校はこの春町内の2つの中学校と統合し、美里中学校として開校する。