91歳の講師がクジラの歴史伝える「昔、エネルギーは石油じゃなかったの」宮城・石巻市
かつて捕鯨の町として栄えた宮城県石巻市鮎川地区で小学生にクジラの歴史や食文化を伝える出前授業が行われた。
クジラを学ぶ出前授業には鮎川小学校の児童6人が参加した。
講師を務めたのは、東京を拠点に子どもたちに漁業や魚の食文化を伝える活動を行っているNPO海のくに・日本の白石ユリ子理事長(91)。
NPO海のくに・日本白石ユリ子理事長(91)
「昔、エネルギーは石油じゃなかったの。その時はクジラがとても世界中の人の産業も食料にも生活必要品もみんなクジラがやってたの」
子どもたちは電気がない時代にクジラの油を使って街灯を照らしていたことやクジラの肉が貴重な食料だったことなどを学んでいました。
鮎川小の児童男の子
「クジラは油で使っていたのと食料で食料で使っていたのがわかりました」
Q食べたことは?
「ないけども今度食べてみたいなと思います」
鮎川小学校では町の産業として今後も捕鯨について考える機会を作っていきたいとしている。