「ローンオフェンダー」対策専門の部署発足 警視庁
新年度の1日、警視庁公安部は組織改編を行い、「ローンオフェンダー」を専門に対策する部署を発足させました。
「特定のテロ組織と関わりがないまま過激化した個人」などと定義される、ローンオフェンダーは、準備から実行までを1人でおこなうため、事件の予兆をつかみにくく、安倍元総理が奈良県で銃撃されるなど、ローンオフェンダーによるものとされる事件が、近年、繰り返し起きています。
こうしたことを受け、警視庁は組織改編をおこない、今年度から新たに「ローンオフェンダー」を専門に対策する部署として新たな「公安第三課」を発足させました。
1日の発足式で、迫田裕治警視総監は「ローンオフェンダー対策を徹底し、国や社会を守るという信念を胸に使命を果たしてほしい」と話しました。