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「怖さ認識した」 品川区民集まり交通イベント 自転車利用時のルール学ぶ  警視庁

2025年3月26日 8:50
「怖さ認識した」 品川区民集まり交通イベント 自転車利用時のルール学ぶ  警視庁

4月に行われる「春の全国交通安全運動」を前に、東京・品川区にある警視庁の4つの警察署が交通イベントを行い、区民が交通ルールなどを改めて学びました。

東京・品川区立総合区民会館では品川区を管轄する大井署・品川署・大崎署・荏原署による「交通安全区民のつどい」が行われました。

イベントには、演歌歌手の徳永ゆうきさんがゲストとして登場し、会場に集まった品川区民約700人と一緒に自転車利用時の交通ルールや危険なポイントについて学びました。

自転車に乗った徳永さんはシミュレーターを通じて、死角からの飛び出しや、交差点での車による巻き込みなど道路で起こり得る様々な危険を体験しました。

子供が車の陰から出てきた場面では、シミュレーションを見ていた区民からも驚きの声が聞かれ一緒に危機予測をする様子もみられました。

品川区内では、2024年の交通人身事故が981件と高止まりの状態が続いていて自転車が絡む事故が約半数を占めていたということです。

イベントに参加した大井署管内に住む方に話を聞きました。

70代の男性
「年齢を重ね(体の可動域が狭くなったため)後方確認がしづらくなってきているので、後方確認をするとともにハンドサインを出すなど自分がどの方向に進もうとしているかも周囲に伝わるように心がけている」

70代の女性
「イベントに参加して子供の飛び出しなどが怖いなと改めて認識した。普段は側溝などにも気をつけて運転している」

警視庁大井署の小谷友彦署長は「子供や高齢者など歩行者の安全確保や自転車の交通事故防止、飲酒運転など交通安全の課題は山積しているが1件でもなくせるようにしていきたい」とした上で「交通安全は町のみなさんの協力なくして決して実現しないので交通安全活動に協力をお願いしたい」と呼びかけました。

最終更新日:2025年3月26日 9:08
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