来年度予算案 与党と日本維新の会詰めの協議 維新、賛成も視野に調整
来年度予算案の修正をめぐり、与党と日本維新の会が詰めの協議を行っています。維新は予算案への賛成も視野に党内の意見集約を進めています。中継です。
高校授業料の無償化をめぐり与党側が維新の要求を大幅に受け入れたことで維新は予算案への賛成も視野に調整を進めています。
維新・青柳政調会長
「方向性自体は相当我々の申し上げてきたことを(与党側は)のんできているし、相当な前進をしてきているのではないかというふうに受け止めています」
自民・公明の与党と維新は19日も政調会長が協議しました。また、前原共同代表が自民党の小野寺政調会長と個別に会談するなど予算案の修正をめぐる詰めの協議が行われています。
これまでの調整で与党側が教育無償化をめぐり、関連予算が5000億円規模になることを維新側に伝えました。維新はこうした提案を受け、予算案への賛成も視野に意見集約を進めていますが、党内には「まだ不十分でのめない」と反対意見も残っています。
一方で、与党はできる限り多くの野党から賛成を取り付けたい考えで、19日午後も国民民主と「年収の壁」をめぐり協議します。
ある政権幹部は「参院選やその後の政局を考えれば国民民主を取り込むことが不可欠だ」と指摘していてギリギリまで二兎を追う交渉を続ける考えです。予算修正をめぐる与野党の攻防が続きます。