イスラエル軍“ハマスから返還の1遺体が別人” 停戦協議への影響懸念
イスラエル軍は21日、イスラム組織ハマスから前日に返還された人質4人の遺体のうち、1体は別人のものだったと発表しました。停戦協議への影響が懸念されています。
イスラエル軍によりますと、20日にハマスから引き渡された遺体をDNA鑑定した結果、母親と子どもあわせて3人のうち、母親の遺体が別人のものであることがわかったということです。
イスラエルは深刻な合意違反だとして反発を強めており、6週間の停戦の期限が来月1日に迫る中、停戦合意の先行きが不透明な情勢になっています。
22日にはハマスが生存している人質6人を解放する予定で、人質のリストが公表されました。
地元メディアによりますと、停戦協議を担うイスラエルのデルメル戦略問題相がアメリカのウィトコフ中東担当特使と会談する予定だということで、停戦の延長が検討されているとの見方も出ています。