イスラム組織ハマスは20日、イスラエルとの停戦合意に基づき、生後9か月だった赤ちゃんを含む人質4人の遺体をイスラエルに返還しました。

ハマスは20日、新たに人質4人の遺体を返還しました。4人の中には拉致された当時、生後9か月だった赤ちゃんと4歳の男の子が含まれているとみられています。

ハマスはこの4人について「イスラエル軍の空爆によって死亡した」としていて、戦争の再開は犠牲者を増やすだけだとして停戦の継続を主張しています。

ハマスは声明で、停戦の第二段階で「恒久的な停戦」と「イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザ地区からの完全な撤退」が実現すれば、人質全員を一斉に解放する用意があるとしていますが、これまでのところ、恒久停戦や第二段階移行に向けた協議は進んでいません。