イスラエルのサール外相は18日、イスラム組織ハマスとの停戦合意の第2段階に向けた交渉を開始すると発表しました。

イスラエルとハマスは現在、6週間の停戦と人質の解放などを含む停戦合意の「第1段階」の実施を進めています。

こうした中、ロイター通信によりますと、イスラエルのサール外相は18日、停戦の第2段階に向けた交渉を今週中にも開始すると述べました。

また、交渉が建設的に行われていると見なせば、停戦を延長する可能性があるとしています。

一方で、「ガザ地区にハマスや他のテロ組織が存続することは認めない」と強調したほか、ハマスに代わってパレスチナ自治政府が今後のガザ地区を運営するという案についても認めない考えを示していて、今後の交渉は難航が予想されます。

一方、ハマスは拘束しているイスラエル人などの人質について20日に、すでに死亡した4人の遺体を返還し、22日に生存している人質6人を解放することを明らかにしました。