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与党、国民民主に新提案へ 予算案めぐる修正協議“最大の山場”

2025年2月18日 11:51
与党、国民民主に新提案へ 予算案めぐる修正協議“最大の山場”

来年度予算案をめぐる修正協議が最大の山場を迎えています。自民・公明の与党は、17日の日本維新の会に続き、18日は国民民主党に新たな提案を示す考えです。

政府・与党は修正協議について、今週中の決着を目指しています。タイムリミットが迫る中、与党側は、およそ2か月ストップしていた国民民主党との年収103万円の壁をめぐる協議を再開します。

103万円の壁をめぐっては、引き上げ幅について国民民主党が178万円を求める一方、与党側は123万円を提示し溝が埋まっていません。こうした中、与党側は18日午後、新たな案を示す考えです。

関係者によりますと、年収200万円以下の場合は150万程度まで引き上げる案などが出ています。この案についてある国民民主党幹部は「全く話にならない。あり得ない」、別の幹部も「耳を疑う提案だ」などと強く反発しています。

一方、日本維新の会の吉村代表ら執行部は17日夜、協議を行いました。

日本維新の会・岩谷幹事長「(石破首相が)答弁で具体的な数字に言及されたっていうことは、やっぱり大きな意味というか、重い話だよねっていうことは話ありましたね」

ある維新幹部は「だいぶ合意に近づいている」と話すなど、予算案賛成も視野に協議を続ける考えです。また、関係者によりますと、「石破首相と吉村代表が20日にも会談を行うことを検討している」ということです。

与党側は幅広い野党の理解を得ることを目指す中、ギリギリの調整が続きます。

最終更新日:2025年2月18日 12:41