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【高総体へ挑む】動きの美しさと豊かな表情で5年ぶりの頂点目指す 活水高校新体操部《長崎》

2024年5月29日 6:45
【高総体へ挑む】動きの美しさと豊かな表情で5年ぶりの頂点目指す 活水高校新体操部《長崎》

今年で創部43年を迎えた活水高校の新体操部。今月31日に開幕する県高総体で5年ぶりの頂点を目指します。

直径80センチほどのフープを自在に操りながら、ダイナミックな動きで魅了します。

先月行われた「県春季選手権」で、8年ぶりに団体優勝を果たした 活水高校新体操部。現在、9人が所属しています。

今月開幕する県高総体には、個人と団体にエントリー。目標は5年ぶりとなる県の頂点=インターハイ出場です。

団体種目は、1年生から3年生までの5人のメンバーで挑みます。

団体メンバーをまとめるのは3年生の城野 にこ選手。活水で新体操に取り組みたいと、福岡から長崎にやってきました。

過去2年間は、インターハイに出場する機会に恵まれなかった城野選手。

最終学年となる今年こそは、県高総体で優勝し、自身の地元である福岡が競技会場となるインターハイ出場へ意気込みます。

(活水高校新体操部3年 城野にこさん)
「全員がインターハイに行きたいという気持ちがすごく伝わってくるので、自分も頑張らないといけない。必ず勝ちたい。」

6年前に亡くなった吉田眞理子名誉監督の後を引き継いだのは、吉田さんの教え子で新体操部OBの向井杏奈監督です。

指導歴は節目の10年目となります。

(活水高校新体操部 向井杏奈監督)
「新体操の技術はもちろんなんですが、活水で学んだ1番のことは人間性やどういう人でありたいのか」

高校時代は、インターハイや全国選抜大会などの出場経験を持つ向井監督。

東京の大学を卒業後に吉田名誉監督からのオファーを受け、母校を強くしたいという思いから長崎に戻ってきたといいます。

(活水高校新体操部 向井杏奈監督)
「3年生は最後の年になるので絶対に(インターハイに)行ってもらいたい。あとはメンタル面と自信をもって本番に臨めるようサポートしていく」

おととし、去年と悔し涙を流した3年生は、その思いをバネに努力を重ねてきました。

4月から新たに仲間入りした1年生には、中学時代、団体で全国大会の出場経験がある実力者がそろい、全体のレベルが上がっているといいます。

中でも華麗なリボンさばきを見せる久米 つづり選手は、1年生ながら先月の県春季選手権 個人で優勝。レベルの高い演技を見せる期待の1年生です。

(活水高校新体操部1年 久米 つづり選手)
「(得意技は)モグリのアールです」

リボンを高く投げたあと、回転技をおり込みながらキャッチする高難易度の技です。

向井監督の指導のもと、動きの美しさだけでなく、曲のテーマに合わせた表情の作り方も研究し、高得点を狙います。

(久米 つづり選手)
「まずは練習してきたことを本番の一本で出せるようにする。その中で、アール(技)を正しい形で成功できるように頑張りたい」

今月31日に開幕する県高総体。新体操部競技は、来月2日に行われます。

5年ぶりの団体優勝を果たし、インターハイの大舞台へ。チーム一丸となって美しく頂点を目指します。

(部員全員)
「高総体、優勝するぞ!」

NIBでは、31日午後2時55分から高総体の総合開会式の様子を実況生中継でお伝えします。YouTubeでも同時生配信でお伝えします。

また、当日午後7時からは動画配信サービス「DEJIMA ch」でも配信する予定です。