将棋の棋聖戦で藤井聡太七冠が5連覇を達成し、「永世棋聖」を名乗る資格を手にしました。

藤井七冠の21歳11か月での「永世称号」の資格獲得は、1971年に23歳11か月で「永世棋聖」の資格を獲得した中原誠十六世名人の最年少記録を53年ぶりに更新しました。

日本将棋連盟の羽生善治会長は「初タイトルを奪取した時から安定した指し回しでその地位にふさわしい内容だと思いました。スタイルの違う相手とのタイトル戦の連戦は想像以上の大変さだと思いますが、いつも周到な準備と研究を披露されています。今後の益々の御活躍を期待しております」とコメントしています。

また、これまで最年少記録を持っていた中原十六世名人は「17歳で棋聖獲得、それからの五連覇はお見事です。防衛力の強さに感心しました」と語っています。

藤井七冠は対局室で戦いをふり返った後、記者会見で心境を語る予定です。