日銀17年ぶり利上げでも…円安進み4か月ぶり151円台に 追加利上げ観測の後退で
日本銀行が17年ぶりの利上げを決めてから一夜明け、外国為替市場では、およそ4か月ぶりに1ドル=151円台まで円安が進みました。
円相場は20日、1ドル=151円台まで下落し、去年11月以来およそ4か月ぶりの円安水準となりました。
日銀は19日、17年ぶりの利上げを決めましたが、植田総裁が「当面、緩和的な金融環境が継続する」などと発言したことで、追加の利上げの観測が後退しました。
またアメリカで19日から始まったFRB(=連邦準備制度理事会)の金融政策を決める会合をめぐっても、利下げを急がないとの見方が広がり、日米の金利差を意識して、円を売ってドルを買う動きが加速した形です。