“企業信用傷つける”記事で社長更迭 中国
中国・広東省の新聞「新快報」の記者が、企業の信用を傷つける記事を書いたとして警察に逮捕された問題で、1日、この新聞の社長らが更迭された。
問題をめぐっては、新快報が連日1面で陳永洲記者の釈放を要求していた。しかし、その後、国営テレビが取り調べでウソの記事の掲載を認める陳記者の様子を放送。さらに先月31日、広東省当局が陳記者の記者証を取り消し、新快報の「組織の整頓」を行う方針を決めていた。
そして1日午後、新快報の社長と副総編集長が親会社によって更迭されたと中国メディアが一斉に伝えた。インターネットなどでは陳記者が自白を強要されたとの見方もあるが、中国当局は記者の刑事訴追と幹部の更迭で事態を収拾させた形。