韓国で先週、発生した山火事が強風の影響で燃え広がり、これまでに18人が死亡し、一部の地域では現在も延焼しています。

消防当局によりますと、先週21日に韓国南東部の慶尚南道で発生した山火事は強風の影響で25日、燃え広がり、26日朝までに6つの自治体の、合わせておよそ1万8000ヘクタールが焼けました。

これまでに18人が死亡、19人が重軽傷を負ったほか、建物被害も200棟を超えるなど、被害が急速に拡大しています。

また、避難している住民は、およそ2万7000人にのぼっています。

消防は、6つの自治体のうち、2つの自治体では鎮火したとしていますが、一部の地域では延焼が続いていて、26日もヘリコプターを使うなど懸命な消火活動が続いています。