中国、台湾囲み軍事演習2日目 頼新政権へ圧力
中国軍は23日に引き続き、24日も台湾を取り囲む形での軍事演習を続けていると発表しました。今週発足した頼清徳政権に圧力をかける狙いがあります。
中国軍は23日から2日間の日程で、台湾を取り囲む海域に加え、中国本土に近い離島の周辺で大規模な軍事演習を行っています。
台湾では今週就任した頼総統が中国による台湾統一を断固拒否する考えを表明しましたが、演習は新政権に圧力をかける狙いがあります。
台湾国防部によると23日、台湾周辺で中国軍の艦艇16隻や、海警局の船19隻が確認されたほか、中国軍機のべ49機の活動が確認されたということです。
一方、頼総統は23日に軍を視察し、「外からの挑戦と脅威に直面しても、自由と民主主義を守り続ける」と強調しています。