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震災での自衛隊救援活動を高く評価~首相

2011年10月16日 22:49
震災での自衛隊救援活動を高く評価~首相

 野田首相は16日、航空自衛隊百里基地(茨城・小美玉市)で行われた観閲式で挨拶し、「今ほど自衛隊に対する期待と信頼が高まったことはない」と、東日本大震災での自衛隊の救援活動を高く評価した。

 16日の観閲式では、震災で救援活動にあたった航空機などが、最高指揮官である野田首相の前で観閲飛行などを行った。しかし、F15戦闘機については、石川県で訓練中に燃料タンクが落下した事故を受け、飛行は行われなかった。

 式典で訓示に立った野田首相は「真価が問われる時に、隊員の諸君は見事に平素の訓練を生かし、存分に力を発揮し、勇気と真心をもって期待に応えてくれた。今ほど自衛隊に対する国民の期待と信頼が高まったことはない」と述べ、東日本大震災での自衛隊の救援活動を高く評価した。一方で、「こういう時こそ『兜(かぶと)の緒』を締め、崇高な使命を果たしてもらいたい」と、今後さらに気を引き締めて任務にあたるよう指示した。