北海道で震度６強の地震が起きたことを受けて政府は、地震直後の午前３時すぎに首相官邸に対策室を設置し、被害状況の把握に努めている。

菅官房長官は午前３時５０分に記者会見を行った。会見で菅長官は安倍首相から３時１０分に１．早急に被害状況に把握すること、２．地方自治体とも緊密に連携し、政府一体となって被災者の救命救助等の災害応急対策に全力で取り組むこと、３．被害の拡大防止の措置を徹底することとの３点の指示があったことを明らかにした。

さらに菅長官は揺れが大きかった地域に対し、自治体の避難情報のほか、テレビ・ラジオにも注意し、互いに助け合って行動してほしいと呼びかけた。

一方、防衛省は海上自衛隊のＰ３Ｃ哨戒機などを派遣し、上空から被害状況を確認しているという。また、いまのところ自衛隊に対する災害派遣要請は出ていないという。