G7広島サミットの開幕まであと6日です。岸田首相がサミット会場などを視察し、核軍縮に向けた強い決意を示しました。

広島を訪れた岸田首相は、サミット会場となるホテルや世界遺産である厳島神社を視察し、警備状況を確認しました。

また、報道関係者が集まる「国際メディアセンター」の開所式に出席した他、平和記念公園と原爆資料館を視察しました。

岸田首相はサミットに合わせ、各国の首脳を原爆資料館に案内する予定で、「被爆の実相をしっかり伝えていくことは、核軍縮に向けたあらゆる取り組みの原点だ」と強調しました。

岸田首相
「広島と長崎に原爆が投下されてから77年間、核兵器が使用されていない歴史、こうしたものをないがしろにすることは決して許されないというメッセージを力強く世界に発信したい」

岸田首相は、「核兵器のない世界を目指すという思いを形にしたい」として、首脳宣言とは別に、成果文書を取りまとめる考えです。

ウクライナ問題が長期化する中、「核軍縮」への機運をどう高めていくのか岸田首相のリーダーシップが問われます。