羽生結弦「少しでも力に」“今行ける能登”観光呼びかけ 等身大パネル・チャリティーで復興支援
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フィギュアスケートで五輪連覇したプロスケーター、羽生結弦さんが観光支援やチャリティーなど能登支援に取り組んでいます。
金沢駅、のと里山空港、そして輪島市の観光案内所…2月1日から石川県能登半島各地で、観光を呼びかける羽生結弦さんの等身大パネルやポスターが設置されました。
このプロジェクトは、石川県が企画。2024年1月1日の能登半島地震や2024年9月の奥能登豪雨の被害がまだ色濃く残る中、「今行ける能登」に観光に来てもらうことで、復興を応援しようというものです。
羽生さんのパネルやポスターは、能登半島を含む県内19市町の観光施設など約40か所に設置。デザインは市町ごとに異なり、19種類あるということです。また、パネルやポスターには2次元コードが記載され、アクセスするとその場所でしか見られない羽生さんの様々な「能登への応援を呼びかけるメッセージ動画」を見ることができるということです。
パネルやポスターは2026年3月31日まで設置されます。
■チャリティー演技会で寄付
一方、2024年9月には、羽生さんは石川県金沢市で行われた「能登半島復興支援チャリティー演技会~挑戦(チャレンジ)~」に出演。羽生さんに加え、鈴木明子さん、宮原知子さん、無良崇人さんらプロスケーターら、演技会の趣旨に賛同したプロスケーターらが、能登への思いを込め、華麗な舞を披露しました。
「少しでも笑顔の輪が広がってくれたらいいなという思いで滑りました」
羽生さんの強い思いで実現した演技会は無観客で行われ、全国で配信されました。少しでも制作費を節約して寄付額を増やすため、従来のアイスショーにはつきものの照明演出をなくすなどの取り組みを行ったということです。
演技会を主催したテレビ金沢は、2月7日までに配信収入などの収益4387万8649円の全額を石川県と能登の自治体に寄付したと発表しました。
羽生さんは2011年3月11日の東日本大震災で被災。当時16歳だった羽生さんは宮城県仙台市で避難生活を送りました。2014年にソチ五輪で金メダル獲得後は、競技生活の合間を縫って被災地を訪問。支援活動を続けてきました。
2024年6月には能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市を訪問。中学校の生徒や輪島朝市の方々と交流しています。