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台風26号、関東~北日本にかけて警戒を

2013年10月16日 10:40

 気象庁によると、大型で強い台風第26号は、暴風域を伴ったまま関東の東の海上を北東へ進んでいます。16日は、関東地方から北日本にかけての広い範囲で暴風や高波、大雨、高潮に厳重に警戒してください。

 気象庁の発表内容は以下のとおり。

[台風の現況と予想]
 大型で強い台風第26号は、16日9時には水戸市の東約120キロの海上にあって、1時間におよそ70キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心の東側440キロ以内と西側280キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。台風第26号は強い勢力を保ち、暴風域を伴ったまま速度を速めて北東へ進み、16日午後には三陸沖で温帯低気圧にかわる見込みです。

[防災事項]
 <暴風・高波・高潮>現在、関東地方と東北地方が暴風域に入っており、太平洋側の海上を中心に猛烈な風が吹いているとみられます。北海道地方でも16日夕方には暴風域に入る見込みです。16日は関東地方から北日本の広い範囲で非常に強い風が吹き、大しけが続き、特に太平洋側の海上では、猛烈な風が吹き、猛烈なしけとなるでしょう。関東地方では16日昼過ぎまで、東北地方では16日夜のはじめ頃まで、北海道地方では16日夜遅くまで暴風が吹くおそれがあります。台風は今後も速度を速め、強風域が広がるため、北日本では広い範囲で急激に風の強まるおそれがあります。16日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、関東地方・陸上25メートル(35メートル)、海上30メートル(45メートル)、東北地方・陸上25メートル(35メートル)、海上35メートル(50メートル)、北海道地方・陸上25メートル(35メートル)、海上33メートル(50メートル)。

 16日に予想される波の高さは、関東地方、東北地方10メートル、北海道地方、東海地方8メートル、近畿地方7メートル、北陸地方、中国地方、九州北部地方6メートルの見込みです。暴風と高波に厳重に警戒してください。また、北海道と東北の太平洋側では、16日は高潮による浸水や冠水にも警戒してください。

 <大雨・雷・突風>16日は、北日本では、雷を伴った1時間50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、広い範囲で大雨となるおそれがあります。17日12時までの24時間に予想される降水量は、いずれも多い所で、北海道地方130ミリ、東北地方100ミリの見込みです。低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水やはん濫に厳重に警戒してください。関東地方でも、これまでの大雨により、土砂災害の危険度が高い地域があります。また、大気の状態が非常に不安定となるため、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

[補足事項]
 今後、地元気象台が発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。次の「台風第26号に関する情報(総合情報)」は、16日17時頃に発表する予定です。