天野・中村両教授らが選ばれる 文化勲章
今年度の文化勲章の受章者と文化功労者が発表され、ノーベル物理学賞の受賞が決まった名古屋大学の天野浩教授とアメリカ・カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授らが選ばれた。
天野教授と中村教授は、青色発光ダイオードに関する研究が評価された。
天野浩教授「身に余る光栄という言葉も足りないくらい大変驚いています。私なんかでいいのかなという気持ちと、ますますちゃんと生きなきゃいけないなと」
中村修二教授「日本の大きな章をもらえるということは、期待していなかった。それをもらえるということですから、日本政府も太っ腹だなという感じ」
この他、人形浄瑠璃文楽の竹本住大夫さんら文化勲章の受章者には、計7人が選ばれた。
一方、「あしたのジョー」などの作品で知られる漫画家のちばてつやさんは、文化功労者に選ばれた。
ちばてつやさん「なぜ私なのかとちょっとビックリしました。漫画、アニメーションを含めて頑張って日本の文化にしてくださいという声かな。とてもうれしく思いました」
同じく文化功労者には、日本の女子プロゴルフの先駆者で、国内通算69勝をあげた樋口久子さんが選ばれた。樋口さんは、「身に余る光栄です。これからもなお一層、ゴルフを通じ、スポーツ文化発展のため尽力して参りたい」とコメントしている。
文化勲章の親授式は来月3日、文化功労者の顕彰式は来月4日に行われる。