去年の“震災関連自殺者”22人に
警察庁と内閣府は、去年1年間に東日本大震災との関連で自殺したとされる人が、前の年より16人減って22人だったと発表した。
震災と関連する自殺は、遺体が避難所や仮設住宅などで発見された場合や原発事故で避難している実態がある場合などが対象。警察庁と内閣府によると、去年1年間に東日本大震災に関連して自殺したとされる人は、前の年より16人減って22人だった。内訳は岩手県が3人、宮城県が4人、福島県が15人と被災3県に集中している。原因・動機別では、半分の11人が病気の悩みなど「健康問題」だった。
また、去年の全国の自殺者は2万5427人で、前の年に比べて1856人少なく、これは5年連続の減少で、3年連続で3万人を下回っている。