箱根山の噴火警戒レベルが「３」に引き上げられてから、箱根は初めての週末を迎えた。大涌谷から６キロ離れた箱根湯本では週末を箱根で過ごす観光客の姿が見られた。あじさいの見頃を迎え、観光客の目立った落ち込みは見られなかったという。

　一方、芦ノ湖畔の観光施設「箱根関所」では、七夕を前に観光客や地元の住民らが願いごとを短冊に書いて飾ったが、箱根山の火山活動の収束を願う短冊も多く見られた。

　気象庁によると、大涌谷周辺では４日午後３時までに１３回の火山性地震が起きており、気象庁は引き続き警戒を呼びかけている。