法務検察トップ・検事総長に西川克行氏就任
法務検察のトップである検事総長に西川克行氏が就任し、「改革の流れを全面的に継承する」と抱負を語った。
西川新検事総長「国民の検察への負託を深く自覚し、日々生起する様々な刑事事件を適正に処理することによって責務を果たしていきたいと考えている」
5日、就任会見を開いた西川・新検事総長は「捜査、公判の手法は時代にあわせて柔軟に変える必要がある。これまで行われてきた改革の流れを全面的に継承する」と抱負を語った。また、「司法取引」の導入などを柱とする改正刑事訴訟法に触れ、「施行の準備に総力を挙げて取り組む」とした。
一方、退任した大野恒太郎・前検事総長は、改正刑事訴訟法の成立を退任の理由として挙げ、「今後、検察や刑事司法の進む方向について制度的なめどがついた。適切に運用し、国民の信頼に応えていくと信じている」と新たな体制への期待を示した。