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“高校無償化”朝鮮学校側が敗訴 東京地裁

2017年9月13日 16:33
“高校無償化”朝鮮学校側が敗訴 東京地裁

 朝鮮学校を高校無償化の対象外としたことは違法だとして、東京の朝鮮学校の元生徒らが国を訴えた裁判で、東京地裁は、朝鮮学校側が敗訴の判決を言い渡した。

 訴えを起こしていたのは、東京朝鮮中高級学校の元生徒62人。元生徒たちは、「国が朝鮮学校を高校授業料の無償化制度の対象から外したのは、政治的・外交的理由からであり違法だ」などとして、国に対し、損害賠償の支払いを求めていた。

 13日の判決で、東京地裁は「支援金が授業料に充てられるかや、学校運営が法令に従った適正なものであるかについて、十分な確証を得ることができない」として、朝鮮学校側の主張を退けた。

 同様の裁判は全国5か所で起こされており、大阪地裁では朝鮮学校側が勝訴、広島地裁では敗訴の判決となり判断が分かれていた。

 判決後、朝鮮学校側が会見を行った。

 原告の元男子生徒「民族教育が否定されて、日本においても朝鮮人として堂々と生きる権利すら奪ったと。笑顔を全て奪ったそのような判決に、私は憤りを隠せません」

 朝鮮学校側は、控訴する方針という。

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