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国公表の4.5倍“待機児童”民間団体調査

2017年10月13日 17:18
国公表の4.5倍“待機児童”民間団体調査

 希望しても保育園に入れない「待機児童」の数について、「認可園」に入れたかどうかという視点でみると、国が公表した数の4倍以上になることが、民間団体の調べでわかった。

 「保育園を考える親の会」によると、政令指定都市と首都圏の主な区と市あわせて100か所で、「認可保育園に申し込んだものの入れなかった子ども」は5万8765人で、国が公表しているこれらの地区の「待機児童数」の約4.5倍だという。

 国は、都の「認証保育園」など自治体が独自に認める保育園に入れた場合は待機児童に含まないが、この団体は、「認可園に入る」という希望がかなっておらず、待機児童とすべきと主張した。

 来年度に認可入園希望の母親(36)「待機児童の数だとか現実の数をちゃんと見えるようにしていただきたい」

 また「保育園を考える親の会」は、総選挙の争点の一つ“幼児教育の無償化”よりも「待機児童解消を優先してほしい」と訴えた。