栃木県那珂川町の養豚場でCSF（＝豚熱）に感染したブタが見つかりました。県はこの養豚場のブタ約1200頭の殺処分を始めました。

栃木県によりますと、24日、那珂川町にある養豚場から「ブタが6頭死亡した」と報告があり、国による遺伝子検査などの結果、25日、CSF（＝豚熱）に感染していたことが分かりました。これを受け、県は、この養豚場で飼育しているブタ約1200頭の殺処分を始めました。

この養豚場の周辺の養豚場では今のところ異常は確認されておらず、県内では全ての養豚場でワクチンが接種されているため、ブタなどの移動制限は行わないということです。

栃木県内の養豚場では昨年4月に2例の豚熱が確認されていて、今回が3例目ということです。

県は「この養豚場の肉が流通することはなく、感染した豚肉を食べても人体に影響はない」と呼びかけています。