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伊調選手らの事情聴取を弁護士に依頼へ

2018年3月6日 12:23
伊調選手らの事情聴取を弁護士に依頼へ

レスリングの伊調馨選手に日本レスリング協会の幹部からパワハラがあったとする告発状が出された問題で、協会は、伊調選手らの事情聴取を第三者の弁護士に依頼して行うことを明らかにした。

内閣府に提出された告発状では、伊調馨選手に対し、協会の栄和人強化本部長らが男子合宿への参加や練習拠点への出入りを禁止するよう指示したなどと指摘している。日本レスリング協会は、告発状の指摘を全面的に否定しているが、スポーツ庁から、伊調選手や栄氏から、直接、事情を聞くよう求められていた。

協会は6日に聞き取りの具体的な方法を話し合う倫理委員会を開き、伊調選手らへの聴取を第三者の弁護士に依頼することを決めた。人選は、一両日中にも発表するという。

伊調選手や栄氏のほか、内閣府への告発に関わった田南部力コーチや、協会の福田会長ら幹部も聴取の対象になるとみられている。倫理委員会メンバーの金森弁護士は、調査は早ければ2、3週間ほどで終わらせたいとしている。