岸和田市長、会見に妻も同席「市長続けてほしい」 女性関係めぐり不信任決議受け…議会を解散
女性関係をめぐり、市議会から不信任決議を受けていた大阪・岸和田市の市長が24日、議会を解散しました。その後の会見には妻も同席し「市長を続けてほしい」と話しました。
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岸和田市 永野耕平市長(46)
「本日、岸和田市議会に対しまして解散をいたしました」
24日、議会を解散した大阪府岸和田市の永野耕平市長(46)。その後、会見に現れたのは、市長の妻。
永野市長の妻
「事実でないことがたくさん出回ってますので、事実をきちんとお伝えしたいと思ってここに来ました」
岸和田市 永野耕平市長(46)
「一応…、許してもらってはないんですよ」
永野市長は大阪府内の女性に対し、2019年から約1年半、複数回にわたって性的関係を強要したとして提訴され、先月、解決金500万円を支払うことなどで和解。不倫関係は認め謝罪していましたが、「性加害にあたる行為はない。自分に非があると思っていない」などと主張していました。
ただ、市議会からは…。
岸和田市議
「私たちは即辞職すべきだと考えておりますが」
岸和田市 永野耕平市長(46)
「反省すべきは反省して、市民のために尽くしてまいりたい」
そして、20日。
岸和田市 岩崎雅秋市議
「岸和田市は大混乱の異常事態であると言わざるを得ない。その混乱を招いた市長の責任は重大である」
市長が欠席する中、不信任決議案が可決。「自動失職」か「議会の解散」か。議会を解散した上で自身も辞職する「ダブル選挙」の可能性も示唆していましたが、市長が選択したのは「議会の解散」でした。
「解散に大義がない」との声があがる中、永野市長は…。
岸和田市 永野耕平市長(46)
「この不信任決議に大義がないと私は感じていますので、あとは市民の皆さんに決めていただくほかないと。(市議が)再選されたあと、私に対し再び不信任を出されたら、その時には私は自動失職となるので、そのタイミングで市長選挙をやることになると思う」
──市長の資質を問うような選挙のほうが市民の声を反映できるのでは?
岸和田市 永野耕平市長(46)
「これは市議会議員の資質を問う選挙だと思います。元々、私の生活上の失態が招いたことですけれども、僕が市議会議員だったら多分何も言わないですね。個人の生活上の失態ですから」
──市長が不貞行為を働いたことより、議会の対応がおかしい?
岸和田市 永野耕平市長(46)
「いや、不貞行為がおかしくないって、僕言ってないですよね? 妻や家族には謝罪すべきだと思っています。世間にもお騒がせして申し訳なかったと思っています。ただ、だから不信任っていう不信任決議じゃない。ここに書かれている不信任決議の理由は説明責任なんですよ。でも私は果たしたと思っている。市長欠席のまま審議するなんてことは民主主義としてはあってはならないこと。これは極めて重大な議会側の失態だと思っています」
会見の後半、同席した妻は…。
──不倫報道についてどう感じている?
永野市長の妻
「難しいですね」
岸和田市 永野耕平市長(46)
「何言ってもいいと思う。思ったこと言っていいと思う」
永野市長の妻
「不倫の報道ではなかったので」
岸和田市 永野耕平市長(46)
「性加害の問題だったな」
永野市長の妻
「加害はないのに、あるように報道されて、つらい日々でした。変わらず大事な家族の一員」
──市長職を続けたいと言っているが?
永野市長の妻
「続けていってほしいと思います」
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選挙管理委員会によると、直近の市議選の費用は約7300万円。今回は急な実施のため、さらに費用がかかるということです。
市民は…。
岸和田市民
「市民のために働いているのは、女性問題とは別じゃないか。あまり批判はしてないです。お金はかけてほしくない」
岸和田市民
「市長が悪いからやめてくださいと言われてるのに、私はやめませんと。そんな人が上に立つのはどうかと」
市議選は、来年2月2日に実施されます。
(『日テレNEWS24』12月25日午前1時放送)