輸入馬肉を「熊本県産」と表示、販売
熊本・嘉島町の食肉加工・卸売業者が、カナダ産の輸入馬肉を一部、熊本県産の馬肉として偽装表示し、4~5年前から販売していたことがわかった。
輸入馬刺しを偽装表示して販売していたのは、嘉島町の食肉加工・卸売業「寿光食品」。末光信哉社長によると、4~5年前から、カナダで解体処理された輸入馬刺しを県内で育てたように偽って「熊本県産」などとウソの表示をし、熊本県や鹿児島県などの100を超える業者に販売していたという。
末光社長は取材に対し、「悪いことだとわかっていて、やってしまった。私が独断でそれ(偽装表示)を指示していた」
店は17日から営業を自粛し、18日に熊本県に報告したという。
JAS法では、原産地と名称を表示し、原産地を表示する場合は、最も長く飼育された場所とするよう規定しているが、実際、販売した馬刺しの一部は熊本では育ててはいなかった。