ファイザーのワクチン臨床試験 国内で開始
日本政府が供給を受けることで基本合意し、アメリカの製薬大手「ファイザー」が開発を進めている新型コロナウイルスのワクチンについて、日本国内での臨床試験が始まったことがわかりました。
国内で臨床試験が始まったのは、アメリカの「ファイザー」などが開発しているワクチン「BNT162b2」です。
ファイザーによりますと、アメリカなどでは、すでに4万4000人を対象に最終段階の臨床試験が行われていますが、今月中旬から日本国内の複数の病院でも臨床試験が始まったということです。
20歳から85歳の日本人、およそ160人が対象で、ワクチンの接種は今月中に始め、安全性を確かめるとともに新型コロナウイルスに対する免疫反応がみられるか、確認するということです。
このワクチンをめぐっては、日本政府とファイザーとの間で、来年6月末までに6000万人分の供給を受けることで合意しています。