組織委理事会に新理事 高橋尚子さんら出席
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の理事会が行われ、シドニーオリンピックマラソン金メダリストの高橋尚子さんなど新しく理事に就任した12人の女性が初参加しました。
午後3時半から開かれた理事会には、高橋尚子さんやパラリンピック・元アルペンスキー選手の大日方邦子さんなど新たな理事12人が参加し、橋本会長がかかげる重点施策である「ジェンダー平等」などについて議論しました。
高橋尚子さん「この問題は、4か月、5か月で解決する問題ではないので、オリンピック・パラリンピックを経て、この後の社会でどう変化があるかが、きっかけとなるような大会になるようにしっかり土台づくりをしていく」
理事の中からは、「解決すべき課題として現在進行形である」という意見や、「ジェンダー平等の報告書」をつくる提案などがあったということです。
また20日、海外観客の受け入れを断念したことについて高橋さんは、アスリート時代に「8万人の観客の声援をうけ、一体感を味わっているので残念」としたうえで、「国民がオリンピックに不安や不信感をもって大会を迎えるよりも、安心できる環境づくりを考えると今回の決断は英断だ」と述べました。