先月、埼玉県桶川市の住宅に火をつけ全焼させたなどとして、61歳の男が再逮捕されました。この現場近くでは先月、10件の連続不審火があり、警察は男が関与しているとみて調べています。

現住建造物等放火の疑いなどで再逮捕されたのは、久喜市に住む無職・大熊文男容疑者です。

警察によりますと、大熊容疑者は先月4日、桶川市小針領家にある木造2階建ての住宅に火をつけ全焼させたほか、この事件前に、桶川市加納にあるビニールハウスにも火をつけ、あわせて3棟を全焼させた疑いがもたれています。いずれの火事でもケガ人はいませんでした。

大熊容疑者の逮捕は今回で3回目で、調べに対し大熊容疑者は「ビニールハウスは間違いない。イライラして放火した。もう一つは話せない」と供述しているということです。

また、この現場の近くの久喜市や伊奈町などでは先月、合わせて10件の連続不審火が確認されていますが、大熊容疑者は、そのうち複数の現場で放火したことをほのめかしているということで、警察は、大熊容疑者が一連の不審火に関与しているとみて調べています。