千葉・柏市男女死亡事件で捜査本部設置へ 事件直後に近隣で火事、火元男性と金銭トラブルか
18日夜、千葉県柏市で男女2人が切りつけられ死亡した事件で、警察は捜査本部を設置する方針を明らかにしました。事件の直後に近所で火事が発生していて火元の住宅の男性の行方が分からなくなっていますが、この男性が死亡した男女との間になんらかの金銭トラブルがあったとみられることがわかりました。中継です。
この事件は18日夜、柏市高柳の民家の敷地で住人とみられる50代の男女が刃物のようなもので切りつけられその後死亡したものです。
警察などによりますと、男性は腹に、女性は胸にそれぞれ刺し傷があり、警察は殺人事件と断定し捜査本部を設置する方針を明らかにしました。
また、この事件のおよそ10分後、600メートルほど離れた住宅街で民家などが燃える火事がありましたが、その後の捜査関係者への取材で、火元の住宅に住む70代の男性が火事について何らかの事情を知っている可能性があることがわかりました。
現場で、この男性が「火のついた何かを投げるのを見た」という話や現場から車で立ち去ったという目撃情報があるということです。
この男性をめぐっては殺害された男女との間に金銭トラブルがあったとみられ、警察は男性の行方を捜すと共に殺人事件と火事の関連を詳しく調べることにしています。