出頭の大学生の男「“ホワイト案件”で検索」と供述 三鷹市強盗未遂
30日、東京・三鷹市の住宅に複数の男が押し入った事件で、警視庁に出頭した大学生の男が、ホワイト案件のバイトを検索したと語ったことがわかりました。
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30日未明、東京・三鷹市の住宅が狙われた強盗未遂事件。警視庁によると、複数の男が1階の窓ガラスを割って侵入、高齢男性の首を絞め逃走したとみられていますが…
日本テレビ 岩松祐希記者
「30日午後11時ごろ、池袋駅前の交番に出頭したということです」
京都市の大学4年生、佐円昌紀容疑者(23)が、現場から約17キロ離れた豊島区の交番に出頭し、その後、逮捕。取り調べで語ったのは、事件の発端となった“闇バイト”の実態でした。
供述によると、カネに困りXで“ホワイト案件”と検索したという佐円容疑者。秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」に誘導され、事件前日に京都から上京したといい、「シグナルで誘導されるまま、現場近くの公園で他の男と合流したが、その時点までは運び屋だと思っていた」と話しているということです。
「“運び屋”をすれば数万円の報酬」。そう思い、指示に従ったといいますが、いつの間にか仕事内容が“空き巣”に変化。そして…
「逃げたら殺す」と“指示役”から脅され、事件に加担したと話した佐円容疑者。事件の後、徒歩で散り散りに逃走したといいます。
狙われた住宅のある三鷹市内では…
三鷹市のX公式アカウント
「1軒1軒写真を撮りながら歩く不審者の情報」
「市役所職員をかたる者が訪問」
わずか2日間で、不審者情報が4件に上りました。指示役は、以前から三鷹エリアに狙いをつけていたのでしょうか。
末端となった佐円容疑者は「最後には逃げ続けるより出頭しようと思った」と話しているということです。
警視庁は、残りの男らの行方を追うとともに、関東で相次ぐ強盗事件との関連を調べています。