県発注の委託業務をめぐる贈収賄事件 横手市の元会社役員の男 初公判で「間違いありません」と起訴内容を認める
県が発注した委託業務をめぐる贈収賄事件で、贈賄の罪に問われている横手市の元会社役員の男の初公判が開かれました。
男は「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めました。
起訴されているのは、横手市にある土木建築会社・クラフトの元役員、小松谷行義被告51歳です。
起訴状などによりますと、小松谷被告は去年7月の記録的な大雨からの復旧工事をめぐり、自分の会社が下請け業者に選ばれるようあっせんしてもらった見返りなどとして、工事の責任者だった元県職員の男に現金100万円を渡した贈賄の罪に問われています。
クラフトは、下請け業者となった秋田中央道路の排水業務で、約1億3000万円を売り上げています。
13日の初公判で、小松谷被告は「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めました。
弁護側も起訴内容について争わない方針です。
次は来月16日に検察が求刑を行うなどして公判は結審する予定です。