元日の能登半島地震 2日の航空機事故 影響県内にも
能登半島地震と航空機の事故、新年早々大きなニュースが続きました。県内にも広がった衝撃と不安。影響も及びました。
元日夕方に発生した石川県能登地方を震源とする大きな地震。石川で最大震度7、県内でも広い範囲で震度3の揺れを観測しました。秋田市中通にある秋田放送本社でも長く横揺れが続きました。
津波注意報が県内にも出され、男鹿市とにかほ市は合わせておよそ1万7000世帯、3万7000人余りに避難指示を出しました。にかほ市は市内にあるすべての公民館を避難所として開放し、象潟公民館には高齢者施設の利用者など最大77人が避難しました。日が落ち、暗くなってからの津波注意報の発表。高台にある金浦公民館にも30人余りが一時、身を寄せました。
秋田港には津波の第1波が1日午後5時23分に到達。1日午後11時36分に最大0・3メートルを観測しました。津波注意報が解除されたのは翌2日午前10時。県内でこの地震や津波による被害はありませんでした。
北陸を中心に地震による交通機関への影響が続いていた2日、羽田空港の滑走路で日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突する事故が起きました。海上保安庁の航空機は地震の被災地に支援物資を届けようとしていたところでした。羽田空港の滑走路が閉鎖され、年末年始を県内で過ごした人たちのUターンにも大きな影響が出ました。
秋田空港と大館能代空港発着の空の便は4日もあわせて7便の欠航が決まっています。