「エスカレーターは立ち止まって」名古屋市で条例施行 転倒事故などを防ぐ狙い、罰則なし
エスカレーターに立ち止まって乗ることを義務付ける条例が1日、名古屋市で施行されました。
この条例は、名古屋市内の駅や商業施設などにあるエスカレーターに、立ち止まって乗ることを義務付けたものです。罰則はありません。
名古屋では「左側」に立ち止まり、歩くときは「右側」という慣習がありますが、歩行中につまづいたり、高齢者らに接触して転倒などのリスクがあります。
このため条例では、「右側」か「左側」かは問わず、歩かずに立ち止まった状態で利用することを義務化しました。
エスカレーター利用者は「隣を歩いていく人がいて、こわかったりするので、そういうのがなくなっていいかと思います」「2列にちゃんと、みんなが止まって乗れば、それが一番いいですけど」などと話していました。
エスカレーターの立ち止まっての利用を義務化した条例は、政令指定都市では名古屋市が初めてということです。