マイコプラズマ肺炎の患者数 やや減少も過去2番目の多さ
長引くせきや発熱などで入院に至ることもある、マイコプラズマ肺炎の患者はやや減少しましたが、過去2番目の多さで依然として高い水準が続いています。
国立感染症研究所によりますと、全国およそ500か所の定点医療機関から先月24日までの1週間に報告されたマイコプラズマ肺炎の患者は、1医療機関あたり平均2.57人で、前の週2.84人よりもやや減少しました。しかし、1999年に現在の方法で統計を開始してから過去2番目の多さで、依然として高い水準が続いています。
マイコプラズマ肺炎は、発熱や全身のだるさ、頭痛の症状などのあと、解熱後も3~4週間せきが続く特徴があります。
患者のせきからの飛沫感染や、感染者との接触でうつるといわれていて、感染してから症状が出るまでの潜伏期間が2~3週間と長くなる傾向があります。
手洗い、うがいなど以外に特別な予防法はなく、厚生労働省は基本的な感染対策を呼びかけています。