ホンダや日産がこだわりの車を公開 カスタムカーの祭典「東京オートサロン」
世界最大級のカスタムカーの祭典、「東京オートサロン」。経営統合を検討するホンダと日産自動車がそれぞれ、こだわりの車をお披露目しました。
世界最大級のカスタムカーの見本市「東京オートサロン」。今年、ホンダが目玉として発表したのは「公道を走れる唯一のレーシングカー」と自負する「CIVIC TYPE R」。
車内を黒で統一して光の反射を抑えるなど、ドライバーにとっての“走りやすさ”を追求した車です。
「ホンダといえばやはりスポーツ、走りだよね」と浸透させる元年にしたいとしています。
一方、日産は、35年前に発売した「R32 GT-R」をEV=電気自動車にカスタマイズした車両を公開しました。
海外に比べてEVの普及で後れをとる日本で、往年の名車をEV化した理由は。
日産自動車 エキスパートリーダー・平工良三さん「昔の車の運転して楽しいっていうのをデジタル化して残す。残念ながらアナログは劣化するので、劣化しないデジタルの状態で運転する楽しさを残すと」
一方、中国の大手自動車メーカー「BYD」は、今年の春頃、日本で発売予定の新型EV、「BYD SEALION7」を初公開しました。
BYDがEVの販売台数で世界2位を誇る背景の一つには、バッテリーやモーター、基幹部品を全て自社製でまかない、コストを抑えることで、他より安価に販売できていることがあります。
ホンダと日産は今後、互いの技術を持ち寄って競争力を高め、海外勢と戦っていくことができるのか、注目されます。