おにぎり価格“二極化”進む コメ価格値上がり続く中…「86円」低価格実現のワケ
コメの価格が高騰する中で、コンビニなどでは高いものと手に取りやすい価格との“二極化”が進んでいるといいます。さらに『news every.』では、今では少なくなった“100円以下で買えるおにぎり”も見つけました。
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温かいニッポンの味、おにぎり。コメ高騰の中、先月、都内にオープンした専門店「おむすび&和カフェVathbow」では、1個…。
店員
「450円でございます」
おむすび&和カフェ Vathbow 藤河芳一社長
「当店ではコシヒカリにこだわっているのですが、新潟の魚沼産とか、どうしても産地にこだわりすぎると調達できない」
手に入る産地から仕入れたコシヒカリにこだわり、400円前後で販売。
450円のおにぎりを購入した人(60代)
「ちょっと高いかなとは思うけど、にぎりたてなのでおいしい。おコメが高いからじゃないですかね」
──もうちょっと安くなるといい?
450円のおにぎりを購入した人(60代)
「そりゃあそうですよ~。そしたら、もっとたくさん買える」
値上がりが続く、おにぎりの平均価格。過去3年で、139円ほどから160円近くにまで上昇したというデータも。
おむすび&和カフェ Vathbow 藤河芳一社長
「備蓄米が出て(コメの)値段が下がってきたら、お客さんに還元できる状況になってくるのでは」
この店では、備蓄米の放出でコメの価格が落ち着けば、おにぎりの値下げも検討するといいます。
待ち望まれる、「備蓄米」の放出。10日から入札が始まり、「JA全農」など大手業者が申し込みを行いました。最高値を提示した業者から順に落札が決まり、今月下旬からスーパーや飲食店に出回る見通しです。
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コメの値上がりが続く今、街の人のおにぎりのイメージは…。
自営業(50代)
「ごちそうな感じですもんね、高級なやつ」
主婦(30代)
「子どもの時は100円120円。高くても150円。今200円とか高級だな」
──おにぎりにいくら払える?